能勢農場20年の歴史を綴った「流れに逆らって」新泉社より発売中!!

生活活き活きネットワ−ク「関西よつ葉連絡会」の農業生産を担う大阪府豊能郡の能勢農場、彼ら素人集団が失敗の連続から食肉加工場を備えるまでの苦闘の歴史。


能勢農場の歴史
能勢農場20年の記録年表

1976年
 8月15日 農場開場のための作業開始
 9月10日 「山のたより」の創刊号発行
10月16日 電気が付く
10月17日 開場式70名が参加
11月 7日 野菜の初出荷
11月11日 鶏舎(第1次)完成
12月31日 風呂(第1次)完成

1977年
 2月27日 農場開場記念植樹
 4月    開場以来の来場者2000名を越える
 5月    消費者団体・豊中共同購入会との提携始まる
 5月    農場当番制始まる
 7月10日 鶏舎(第2次)完成
 7月    畜舎(第1次)完成
 7月14日 株式会社能勢農場設立の趣意書
 7月28日 井戸掘り作業開始
 8月25日 株式会社能勢農場設立
 8月30日 鉄骨プレハブ2階建(新館)完成
       専門委員会発足(四足・二足・土木建築・野菜・果樹・椎茸・販売・財政)
       神戸のふえろう村塾開村
10月10日 鶏舎(第3次)完成
10月20日 畜舎(第1次)完成

1978年
 1月15日 株式会社能勢農場設立株主総会
 2月 1日 川西産地直送センター開所
 3月16〜17日
   23〜24日ふえろう村塾との交流会
 6月    よつ葉牛乳の能勢での配達始まる
 7月15日 シイタケ発生ハウス完成
 7月30日 第1回林間学校始まる
 7月    各地の直販所を通して野菜の出荷本格的に始まる
11月18日 地元農家の方々と初めての出荷のための会合・懇親会
11月23日 「山のたより」2500部越える

1979年
 2月 5日 食肉処理・販売の認可
 2月10日 新牛舎完成
 2月21日 常駐・当番の反省会
 3月    食肉の定例出荷開始
 3月15日 第2回出荷者の会合
 4月    モンブラン焼き始まる
 9月    隣山1200坪借りる
12月15日 牛舎改造・増築ワラ小屋完成「山のたより」50号発行

1980年
 1月    1000株増資運動開始
 3月10日 3階建(現在の食堂及び宿舎)の建設開始
 4月 1日 株式会社能勢農販設立
 5月15日 新豚舎完成
 9月10日 動物グラウンド完成
11月12日 集荷・出荷場完成
11月20日 新豚舎の二階に鶏舎完成
11月    堆肥舎の工事開始
12月    農場パンフレットできる

1981年
 1月    日本有機農業研究会に加入
       農場建設部の活動開始
       関西よつ葉連絡会との提携開始
 4月    小学生二人(松永克生・小沢和文)農場に留学
 5月28日 堆肥舎完成家畜商の免許取得
 7月25日 「農業ジャーナリストの会」との交流会
10月24日 出荷場隣に15坪のプレハブ完成
11月28日 全国有機農業大会に参加
       加藤・上田逮捕される

1982年
 1月    ミルク豚の出荷始まる
       隣山に高齢者自立村ができる
       官憲の弾圧に対し〈能勢農場を守る会〉が発足
 2月 2日 第2期増資(2000万円)
2月6〜7日 「農業を考える関西の集い」に参加
 2月14日 農場開き
 2月15日 北大阪産地直送センター摂津に移転(東大阪・北大阪の配送の基地として完成)
 3月19日 ふえろう村塾小野市に移転
 4月 4日 北大阪合同労組の春祭りが農場で開かれる(200人が集う)
 5月    食肉デー、月3回になる
        末犬のデン死ぬ
 7月22日 浄化槽(第2次)完成
10月13日 農業を考える関西の集いに実行委員として参加
10月17日 緑の党の結成準備会第2日目が農場・高齢者自立村を開場に開かれる
10月30日 ふえろう村塾移転記念パーティ

1983年
 3月13日 みどりの党、農場で結党大会を開く(全国で100名ほどの参加を見る)
 4月    新食肉工場完成
 4月    農場、機構改革に着手。
       全体を3班(農業班、畜産班、食肉班)に分ける
       10月株主総会で1000万円の増資決定

1984年
 3月    丸太小屋の建設開始
 4月    毎月一度の定例勉強会を始める
 4月    農場、連続講演会を開始
       冬60年ぶりの厳冬のため、農業、畜産部門が共に大きな打撃を受ける

1985年
 2月    子供動物園開園
 3月    枝肉450キロ、総重量800キロの牛を出荷(農場新記録)
 4月    京都の女子短大のカリキュラムに農場の羊が選ばれ、京都へ出張
 6月    連続講演会「経済成長と内需拡大」(奥沢篤次郎)
10月    食肉出荷が毎週出荷となる

1986年
11月    ふえろう村塾火災(5人入院)
12月    食品加工部、ベーコン・焼き豚の食品加工を手がけ始める

1987年
 1月    牛基金の紹介が毎日新聞に載り、大きな反響を呼ぶ
 4月    統一地方選挙の立候補者(一村和幸・小沢福子)の応援をするも落選
 6月    光愛病院から農場の常駐となった孫田相喜さん死去
10月    豆腐工場建設に向けて井戸掘り開始
       この年の暮れ、一万円賃上げ問題でもめる

1988年
 4月    農場のパンフレットができ上がる
 7月    加藤、農家資格を取得
10月15日 三浦・津林、ふえろう村塾に応援に向かう
12月    犬のヤック逝く
       この年からゴルフ場建設問題表面化する

1989年
 1月    天王中学廃校問題についての直接請求否決される
 2月    フィリピンからジミーさん来場
 4月    ゴルフ場汚染問題講演会開催
 5月    「能勢ゴルフ場を考える会」発足
 5月    華房氏、農場の作業協力のあり方に抗議

1990年
       春浅井さんによる食肉指導が始まる
 5月    8年ぶりに食肉価格の引き上げを行う
 5月    アートレイクゴルフ場建設につき、大阪府へ公害調停申請を提出
 9〜10月 4人の10代メンバーが次々と農場を去る
11月    農場、能勢町農協組合員になる
       農耕クラブ発足(第一回作業はタマネギの植付)
       出荷部にコンピュータが入る

1991年
 4月    瀬戸田農場建設開始
 6月    能勢農場憲章発表
       駐車場の整地始まる
 9月    三浦、ふえろう村塾の代表となる
10月    能勢農場への結集が呼びかけられる

1992年
 1月    ふえろう村塾、増資を決定。基盤整備に着手
 4月    瀬戸田農場、NHK広島の取材を受ける(一挙に来場者が増加)
 6月    「山のたより」を廃刊。かわって「農場だより」を発刊
 7月    瀬戸田牛、能勢に到着
10月    ハム工場建設に向け、ウインナーの試作品できる

1993年
 4月    ハム工場始動
 4月    能勢町議選で八木当選
 9月    よつ葉牛乳・能勢産直センター設立
11月    農場リフレッシュ計画実現の農場債券募集

1994年
10月    豚枝肉のさばき荷役開始

1995年
 1月    食肉工場増築・拡張工事
 6月    にんじんクラブスタート
11月    事務所二階より出火。事務所棟・トイレ全焼

1996年
 2月    新事務所棟完成
 3月    農場設立20周年。大阪ベイタワーホテルで株主総会と祝賀会
 7月    資本金8000万円増資完了

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